電脳化
脳にマイクロマシンなどを埋め込み、脳にネットワークを直接接続したバイオネットワーク技術。
攻性防壁
外部からの有害な情報やハッキング行為を遮断、同時に相手に攻撃するセキュリティ機能。軍事または政府機関以外の使用は法律で禁止されている。
身代わり防壁
対攻性防壁の道具。U字形をしており、首の後ろにある端子につけて使用するものや、円柱状で、その側面から伸びたケーブルにシステムを繋げて使用するものなどが描かれている。この道具を通しての通信であれば、攻性防壁による攻撃を受けてもこれが身代わりになってくれるため、攻性防壁が張り巡らされた危険なシステムや、軍事機関、政府機関等にハッキングする際にこの道具を使うことがある。攻性防壁の攻撃を受けると焼けてしまうため、身代わりとして機能するのは1回限りである。『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』第6話「模倣者は踊る MEME」にてこのシステムを草薙が使用し、攻性防壁からの攻撃を回避した。コミック版では洗脳を行っている施設の警備をしているサイボーグが使用。アクティブプロテクトとも呼ばれている。
防壁迷路
システムや電脳に不正アクセスしてきたハッカー等を防壁内に取り込んでしまい、システムや電脳を守るプログラム。ただ防壁に取り込むだけで、時間稼ぎにしかならない低度な物から、かかった者に幻覚(擬似現実)を見せる高度な物まで存在する。
義体化
本作世界におけるサイボーグ技術。義手、義足、人工臓器の概念を全身に拡張、草薙のように、脳と基幹神経系だけを残してほぼ全身を人工物に置換することさえも可能(完全義体化)とされる。生身の人間を越える運動能力を持つサイボーグは「戦闘サイボーグ」と呼ばれており、専用ソフトウェアによる格闘・射撃などの能力強化も行われている。
ロボット
人間同様の外観や能力を持つロボットも実用化されており、メイドや愛玩用として販売されたもののモデルチェンジなどで捨てられたロボットが野良化するまでになっている。また電脳技術によりロボットを自分の手足の様に遠隔操作するデコット(デコイとロボットの合成語)も登場している。
『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズでは、攻性防壁や銃撃等で傷ついたアンドロイドからは、白い液体(今のところ用途不明)が流れ出ている[4] 。
人工知能(AI)
劇中では暗号化技術のサポートや先述のロボットの頭脳、現代のスーパーコンピュータに相当する「α型人工知能(デカトンケイル)」などが登場している。
ゴースト
あらゆる生命・物理・複雑系現象に内在する霊的な属性、現象、構造の総称であり、包括的な概念である。作中においては主に人間が本来的に持つ自我や意識、霊性を指して用いている。
要約すると人間の肉体から生体組織を限りなく取り除く、あるいは機械で代行していった際に自分が、自分自身であるために最低限必要な物、又はその境界に存在する物こそゴーストであり、生命体の根源的な魂とも表現できる。しかし厳密な意味ではゴーストは構造や複雑さ、効果において同一ではない包括的な概念であり、その構造や機能で人間のゴーストと区別しなければ森羅万象にゴーストはあるとされている。
ゴーストは上下方向に無限の階層構造を持っており、その中に意識・無意識・自我などのレベルが存在するが、上部に完全支配されている訳ではなく、相互に連結しながら上部構造が緩やかに下部構造を総体としてまとめている。脳科学の見地からは、大脳と視床下部の活動に大きく影響しているとされている。
作中ではミクロな意味合いでの遺伝子やマクロな意味合いでのガイア理論を持ち出すことで、個人・集団とは異なる第三の主体としてこのゴーストという概念を上げている。人間という現象をゴーストを通じた複雑系が織り成す現象へと還元することで、スタンド・アローン・コンプレックスをも定義している。
なお作中においては脳科学や電脳化、霊能者の研究が進み、一般的に認識されるようになっている。
ゴーストの囁き
シリーズ全般において、主に人間(サイボーグ)が事前に、あるいはその場で行動すべき最良の手段を本能的に嗅ぎ分ける第6感的な能力として位置付けられている概念。作中で草薙がよく口にするセリフであるが、その場合は犯罪の匂いを一早く察知する感覚や本能(俗にいう刑事の勘)といった意味合である。
ゴーストハック
ゴーストを活用したサイバー犯罪行為で、電脳乗っ取りなどと訳される。人間の脳をコンピュータ、もしくは、ネットワーク端末のように扱えるようにした電脳に対して、ハッキングあるいはクラッキングすること。他人の電脳に侵入、義体を含む体(人造の機械の体)の自由を奪う、コントロールする、記憶を操作するなどの影響を与える。ファイヤーウォール状の攻性防壁で阻止または時間を稼げる。またゴーストハックを行うコンピュータウィルスも存在する。この行為は重罪であり、発覚すれば終身刑級の極刑が課せられる。
光学迷彩
特殊な光学技術を応用して、使用者の姿を光学的、又は熱領域まで(視覚的および一部電子情報的)カモフラージュする事が可能な技術、及びそのシステムの総称。視覚的には透明であるが当然、使用しても実体はなくならないので、音や加圧(重量)で察知される事もある。また、高湿度や埃のある環境下では著しく効果が損なわれる。その特性上、一部の政府機関(6課や9課)への配備や、使用禁止箇所(重要政府機関内など)が厳しく定められている。
作中には、「京レ」製「隠れ蓑」(全天候型2902熱光学迷彩服)や、17式光学迷彩といった人間が身につける製品が出てくるが、それ以外にも様々な用途に応じた物(車両、戦車、タンク)に施す物など幾つかある模様。ちなみに、最近の作品「攻殻機動隊 S.A.C Solid State Society」の中、議員宗井仁の本拠地である聖庶民救世センターに突入するシーンに警備サイボーグと屋上対決したトグサの身に纏ったのは同社製の3302式新型光学迷彩。「隠れ蓑」とは呼ばず、正式名称不明。
大日本技研
現・ポセイドンインダストリアルの前身である複合企業体。「日本の奇跡」といわれる放射能粉塵除去装置を開発し核戦争で荒廃した日本を復興し戦後再び経済大国にのし上げた契機を作った。政財界や軍とのパイプが強く癒着の噂が後を絶たない。内庁の合田一人もかつての大日本技研の職員のひとりで前述の「日本の奇跡」をプロデュースした。
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